チャレンジ一年生

為末さんのツイートを基にしたチャレンジについての記事が面白かった。

成功確率が高い人=チャレンジしていない人

 

僕はというと、こういったニュアンスでのチャレンジの意味に初めて触れたのは就職活動のときだった。それまではどうしてもベネッセのあのチャレンジの印象が強いし、小学生のときから使われる単語ではあるから軽い印象があった。

 

 

f:id:mshota:20140331011621j:plain


 

最初に出会った本当チャレンジの意味。就活の頃にみた下記の文章を読んで、あーこういうのが本当のチャレンジなんだ。そんなことずっとしてこなかったなー、としか思わなかった。

 

みなさんの答えを見ていると、「試みた」という「トライ」の意味で捉えているようで、とても軽い感じになっている。「チャレンジ」と「トライ」では意味も 違うし、使い方も違うし、その結果も全然違ってくる。比較的軽い気持ちで試みたことと、困難を乗り越えたことを一緒にしてはいけない。

私が常日頃教えている「チャレンジ」は、「目標のまだまだ先にあり、到達することがかなり難しいことに対して、成功を目指して取り組むこと」である。そん な簡単には「チャレンジは成功しました!」とはならないのである。チャレンジャーがチャンピオンを倒すのが難しいように、チャレンジャーは負けて当然であ り、もしチャレンジャーが勝つような番狂わせがあるとそれは大きな驚きであり、チャンピオンが負けた嘆きにもつながるのである。

上のことを整理すると、
(1)チャレンジは目標よりもかなり上にあること
確実に達成できそうな目標よりも上のことであり、到達できないかもしれない地点を意識する。到達確率としては10%未満と考えた方が良い。それぐらい難しいレベルなのだ。
(2)チャレンジは達成ではなく成功であること
チャレンジには、成功か失敗かのどちらかの結果が伴う。80%の達成率でもチャレンジは失敗なのである。チャレンジの成功か失敗かは認めなければならない が、成功していなければチャレンジが成り立たないということではない。チャレンジしても成功しないこともある。いや、成功する確率の方が低いだろう。
(3)チャレンジの成功には驚きがある
「チャレンジは成功しました!」ということを聞いて読者が驚くかどうかが重要な基準となる。「それは凄いことをやりましたね」「ちょっと考えられない成功 ですね」「正直驚きました」という言葉を引き出したい。なぜならその後に続く言葉が「その成功の再現をこの会社でも実現してください」なのである。

http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2009-12-22-1

 

きっと環境や周囲の人でチャレンジの定義は大きく変わってくると思う。

保守的な人の近くでは考えは保守的になるし。

 

成功確率10%以下のことに真剣に取り組んでいる人なんて多くはないだろうし、これまで残念ながら出会ってはこなかった。

 

そういった人が多数派を占めるといった前提があるとすれば、これから就活をする学生、もしくはこれまで就活をしてきた人が「チャレンジしたことはありますか?」と聞かれて答えられなかったとしても学生に罪はない。それを教えられる大人がいなかったからだと思う。

 

それでどうすれば就職活動にいかせるか下記のようにまとめられている、

 

そのために、チャレンジについて表現するポイントを下のようにまとめてみた。
(1)まず、目標よりも上のチャレンジを設定する。よく思い出してほしい。学生時代のいろいろな経験の中で、目標より上を目指したことがあると思う。多 分、成功しなったから忘れているだけである。とりあえず、成功しなかったことでも良い。高い志を持って取り組んだことをいくつかあげてみよう。その中で、 より高いレベルを目指し、より成功に近づき、より周りを驚かせたことを選択する。

(2)次にそのチャレンジを成功させるために何に取り組んだのか整理してみる。成功したと言える場合は、成功に結びついたいくつかの取り組みを全て挙げ て、重要な順番に並べてみる。そしてそれらの取り組みが成功に与えた影響の割合を考えてみる。もし必ずしも成功とは言えない場合でも、同じように取り組み を整理して、成功するためには何が必要だったのかについても考えてみる。

(3)チャレンジを成功させるために乗り越えなくてはいけない壁がいくつかあったと思うが、その中で一番高かった最後の壁を乗り越えられたチカラは何だっ たのかを考えてみる。ここには自分だけでは解決できない周りの協力や支援が必ず存在している。自分ひとりでは決してチャンピオンには勝てないのである。成 功しなかった人も同じように壁について考えてみる。ひょっとすると周りの協力がなかったので成功しなかったのかもしれない。

(4)そして、そのチャレンジによって自分が人間的にどのように変わったのか、チャレンジ前の自分とチャレンジ後の自分を比較して自分の言葉で表してみる。

 

基本的にはチャレンジなんてしない人が多い。

成功確率が高そうなものばかり取り組もうとするし、そういった多数派は、10%以下の成功確率に取り組む人を現実可能性を根拠にしてバカにするだろう。

 

リスクを取ることはそういうこと。

 

 

しかし、僕はリスクを取った方が自分らしく生きられると思う。

前向きに生きられている気がするし、そういったときは周りのノイズは聞こえにくくなるものだ。そういった状態をキープしている人は周りにもいい影響を与える。

 

さて今はどっちだろうか。