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BABYMETALのレジスタンスのもう一つの側面について

 

メタルレジスタンスはメタルの中で既存の勢力を打ち負かすものだと思っていた

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BABYMETALは固定化されたメタルという世界をカワイイ(kawaii)でぶち壊しているプロジェクトだと思っていた。 

 

でも違った。

 

まずメタルはなにか。デーモン小暮閣下がメタルを解説してくれている内容がある。

わかりやすく要点を抑えている、さすが閣下。

 

「ロックがいろいろな枝葉に分かれていく中で、速さと激しさを追求したものをハードロックというんですね。♪ガンガンガンガン、ガガーンガンガーンガーン、タターンターンタ、バーンバーンバーンっていう感じ」
「ほうほう」
「じゃ、速くて激しければ全部ハードロックなのかというと、そうではなくて。そこからまた枝葉が分かれていって。速くて激しいけれど、ドラマティックであったり、仰々しい決めごとを取り入れる。たとえばクラシック音楽のワンフレーズを持ってきて、あるポイントに来たら全員がちゃんと、♪ダダダダーンみたいにベートーヴェンの『運命』のメロディをぴったり合わせる。そういうのを様式美というんですけどね」
「はあ~」
「簡単に言うと、様式美の要素を入れないと、ヘヴィメタルとは認定されないんです。ハードロックに様式美を持ち込むと、それがヘヴィメタルになるというわけ」

「そうかあ。ヘヴィメタって知的なんだ。もっとハチャメチャな音楽かと思ってた」
「ハチャメチャなのはパンク。速くて激しいけれど、♪うまく歌ったってしょうがないじゃーん。上手に歌うことになんの意味があるんだ~。ってのがパンク。だけど、ヘヴィメタルは上手じゃないと駄目なの」

 

活字中毒R。

 

メタルは真面目なんだよ、上手くないとできない。 

「イジメ、ダメ、ゼッタイ」を真剣に歌えていること自体が素晴らしい。 

日本だとIDZって半分冗談みたいに捉えられてるけど
海外だと結構マジみたいなんだよね

イジメダメゼッタイっていうフレーズが日本人にはギャグにしか思えないだけで、普通にシリアスなテーマについて歌った真面目な歌だと思うよ

BABYMETAL 「イジメ、ダメ、ゼッタイ」の話 - べビメタだらけの・・・

 

 

「イジメ、ダメ、ゼッタイ」は真面目に受け取ると理想論を声高に語っているだけのクソみたいな臭い曲になる。それをあれだけ聞かせるのが突き抜けているということの証左。

 

SU-METALがどれだけIDZに腹落ちして歌っているかわからないけど、あれが歌えていることがそれだけで立派。

 

若い無垢さがないと歌えないだろう。

 

レジスタンスはメタルの社会的地位向上のため

メタルってのは真面目でダサい。

日本ではどうだかわからないけど、アメリカでは、ヘビメタ やってる人は確かにけっこうオタク系かもしれない。

うん、アメリカのヘビメタ好きは、たいていモテない。英語でよく言う「LOOSER!(指をLの字にしながら)」ってやつ。いわゆる「負け組」みたいな(笑)。

BABYMETAL 「イジメ、ダメ、ゼッタイ」の話 - べビメタだらけの・・・

 

自分も高校生の頃にメロスピにはまった口なんだけど、それを共有できる人は居なかった。ハードロック好きはたくさんいたけど、なぜかメタルになるとダサいというのは自分自身も思っていた。

クサいのがかっこいいと胸を張って言えるようになるには時間が掛かる。

 

そこにカワイイから正面切って乗り込んでいって、「かっこいい」になって行くのはBABYMETALが目指しているのがせいぜいメタルの中での一番ではなくメタルの地位向上だからということに今更気づいたのでした。