無償労働はしたほうがいい→ほんとこれ と思う7つの理由
「いやぁー、ほんとこれな」ってひざを打った
最近読んだ記事で、思わず膝を打ちたくなる記事があったので引用しつつ、振り返りをするために記事にする。
先に、そのすごくためになった記事はこれだ。
コミュニティベースの労働をすることのメリットその1
何かしらコミットすると、単純にお客さんで参加するより、イベントの中身がよくわかることが多いし、主催者と話す機会もある。
ほんとこれ。
1参加者でいるよりも、運営側に回ったほうが、そのイベントについての理解が3倍以上には高まる。
打ち上げとかに参加させてもらえれば、中の人とじっくり話すこともできるし、顔を覚えてもらって次の機会につながる可能性も、参加者でいるよりずっと確率が高まる
メリットその2
できれば自分の得意分野で何かしら無償労働すると、効果的になってうれしい。本業がまた楽しくなったりする。
ほんとこれ。
本業が楽しくなる。
これ超重要。
本業が楽しくなる。
これ以上愉快なことはありますか。
メリットその3
有名な大人の人と何日間も遊ぶのは難しい。
ほんとこれ。
有名な人なんて、普通の仕事のつながりじゃ、もうアポすら取れない。
自分も同じ立場で比肩するまでに何年かかるかわからないし、そもそもなれない可能性のほうが高い。
メリットその4
彼らが深圳でいろいろなものを見た反応は、僕が一人で回るより何倍も刺激的だった。
ほんとこれ。
全然違う見方をしている人と一緒に遊べること。
普通遊ぶ対象は友人だろうけど、だいたい友人は自ずと年齢層が近い人になりがちだろう。
多少業界の違いがあって見る視点が自分とは異なるとしても、目からウロコ、寝耳に水な出来事はあまりないはずだ。
そもそも自分と似ているが故に、一緒にいることが心地よくて友人になることが一般的だろう。
メリットその5
うまくいくとお金では動かない人と一緒に遊ぶことができる
ほんとこれ。
自分は一つのコミュニティで、これを体験している。
まず一生出会えないであろう人たちだ。
だから頑張らなくちゃいけない。
メリットその6
自分がおもしろがることはとてもよいライフハックだと思う。そうじゃないと、この手の無償労働やりたがる人は、無償作品制作をやるひとがオタくさくなりがちなように、意識だけ高くなりがちな気がする。
無償労働をする上では、「自分が楽しんでいる」ということは必要条件になる。
そうでないと説教くさくなったり、持続的な関係にはならないからだ。
「自分が楽しんでいる・面白がる」能力というのは鍛えられるものだと思う。
そして、それを鍛えていないと、仕事で目標を失った時に、たやすくエネルギーは枯れてしまうと思う。
鍛えるいい機会になるし、失敗しても基本的に誰にも責められない。いい企画を立てれば、ほんの少しの労力で、成功する可能性は高くて、失敗する可能性は低い。
メリットその7
僕が何をやっても世界を変えられるとは思わないけど、おもしろい人と遊べれば僕の世界は変わるし、それで十分だ。
面白い人と遊ぶためには、まず自分が面白がらなくてはいけない。
そうして、面白がっていることで、面白い人との新しいつながりも生まれて、プラスのスパイラルが生まれたら最高だと思う。
SHIROBAKO作るためにもいろんな失敗があったんだろうなぁってこと
SHIROBAKOはすごい
SHIROBAKOは今世紀最高の作品とか、
自分史上最高のお仕事アニメといった絶賛の声で溢れている。
確かにそうだ。
ピーエーワークスのオリジナル作品の中でも花咲くいろはと同様に「働く中での群像劇、成長物語」としての完成度は非常に高い。それでいて、学生から仕事をして数年経った人まで幅広い年代に支持されているからすごい(ソースなし)
それを創ってるチームもすごい
確かに面白い。すんごく面白い。
2話『アルピンはいます』の最後のところから釘付けになったし、監督が燃えてるシーン、登場人物がいい作品を作ろうとぶつかり合ってるシーンはどこもグッとくる。
ただし、作品としてもすんごく面白いと思うが、もっとすごいと思うのはそれを作っている監督、ひいてはSHIROBAKOを作っているチームだと思うのだ。
自分はアニメを作る仕事とは一切関係ないが、何かを一緒に作り上げるチームというのはいつだって素晴らしいと思うし、自分もそんなチームの一員でありたいと常に思っている。
監督とプロデューサーがいい関係
このSHIROBAKOを作ったチームはきっと急造のチームではないと思う。お互いの信頼関係があって、いいものを作ろうと方向性も一致していて一丸となっていたんだと勝手に推測している。
それがわかるのが、以下の川瀬浩平さんのインタビュー。
川瀬 脚本会議でいうと、今お話したように、堀川さんからは「こういうことを描いてみたい」というお話がでるんです。で、水島監督はどうかというと……これは脚本会議を数回やった段階で気づいたんですけど、付き合いが長いものだから、「あ、このおじさん、頭の中でもう全部できてるな」とわかったんです。
—— なるほど。
川瀬 「あ、もうこれ、何も言うことねえや」と思いました。同時に思ったのが、この作品での僕のミッションは、水島努が塀の上から落ちないようにすることだなと。それぐらい、水島監督の頭の中でイメージがしっかりできていたんです。横手さんから「こうかな」とでてきたものに対して、「ここはこうしないとキャラが動かないから、このセリフはこうしてください」って逐一チェックするわけですよ。水島監督がそういうモードになったら、もうあんまり言わないほうがいいんですよ。その場でどんなビジュアルにするか説明してくれるので、「確かにそれは面白い」という説得力もあるんです。あと、そこまでビジュアルができているんだったら、何を言っても変わらないだろうなっていうのも正直あって(笑)。
僕の仕事は、監督が落ちないようにすること『SHIROBAKO』プロデュース 川瀬浩平(第2回) | AniKo
放送中に作中の登場自分つについて、誰がモデルなのか2ch上や海外の掲示板でも話し合うのが盛り上がっていたようだけど 、自分ももっと有名アニメーターや監督以外にも詳しかったら放送中から楽しめたんだろうなぁって思う。
これまでたくさんのチームを組んで失敗もしてきたからSHIROBAKOが生まれた
何が言いたいかっていうと、しくじり先生深夜帯放送の最終回でオリラジのあっちゃんが言ってたことがまんま当てはまるだろうなってことだ。
以下のリンクはゲームバージョン
オリエンタルラジオの中田敦彦のプレゼンのゲームバージョン.pptx - Google ドライブ
SHIROBAKOバージョンもあるんじゃないかと!
頑張って作ったアニメがこけても誰のことも恨むな
頭ではわかっていても恨んじゃうんです。
だって監督が偉そうに言っていたんですもの。
「俺の後についてくれば大丈夫だ」とか
「間違いない。大船に乗ったつもりで俺の言う通りにやっていればいいから」
その人が手のひらを返したかのように離れて行くんです。
「えーお前のせいじゃないか」って思いますよね。
「お前の企画がうまくいかないから」
「いやいや、あそこでテコ入れするから」
「あの脚本が遅れたからコンテも原画も遅れたんだ」
なんてみんなが責め合って終わる
でもね。また他のプロジェクトで同じチームになる可能性だってあるんですよ。
全員が一緒のチームになることはないでしょう。
でもバラバラにはまた一緒に働くことはあるんです。
監督だった人が、デスクになってたり
作監じゃなくて原画になってたりという変化はあるかもしれないけど、
また他のプロジェクトで一緒になることはあるんです。
でもその時には前回よりいい仕事ができるんです。
だってアニメを潰してしまったっていう共有できるトラウマがあるから。
「今回は良いものにしようね」って言わなくても通じるものがある。
だから「誰のせいでもないんだ」とぐっと飲み込んで次のプロジェクトに取り掛かりましょう。
そうしてできたのが、したの特別エンドロールだと思うと泣ける。
https://www.youtube.com/watch?v=yYs4DAZTWog&feature=youtu.be
最後はトピシュさんにならってピーエーワークスにはアニメ制作会社にしては珍しくおそらく中抜きが少ないであろう、直販があることをおしらせして締めたいと思います。
お仕事アニメとしての『SHIROBAKO』の素晴らしさ - 斗比主閲子の姑日記
【早期予約商品】SHIROBAKO 設定資料集
販売価格(税込): 4,900 円
BABYMETALのレジスタンスのもう一つの側面について
メタルレジスタンスはメタルの中で既存の勢力を打ち負かすものだと思っていた
BABYMETALは固定化されたメタルという世界をカワイイ(kawaii)でぶち壊しているプロジェクトだと思っていた。
でも違った。
まずメタルはなにか。デーモン小暮閣下がメタルを解説してくれている内容がある。
わかりやすく要点を抑えている、さすが閣下。
「ロックがいろいろな枝葉に分かれていく中で、速さと激しさを追求したものをハードロックというんですね。♪ガンガンガンガン、ガガーンガンガーンガーン、タターンターンタ、バーンバーンバーンっていう感じ」
「ほうほう」
「じゃ、速くて激しければ全部ハードロックなのかというと、そうではなくて。そこからまた枝葉が分かれていって。速くて激しいけれど、ドラマティックであったり、仰々しい決めごとを取り入れる。たとえばクラシック音楽のワンフレーズを持ってきて、あるポイントに来たら全員がちゃんと、♪ダダダダーンみたいにベートーヴェンの『運命』のメロディをぴったり合わせる。そういうのを様式美というんですけどね」
「はあ~」
「簡単に言うと、様式美の要素を入れないと、ヘヴィメタルとは認定されないんです。ハードロックに様式美を持ち込むと、それがヘヴィメタルになるというわけ」「そうかあ。ヘヴィメタって知的なんだ。もっとハチャメチャな音楽かと思ってた」
「ハチャメチャなのはパンク。速くて激しいけれど、♪うまく歌ったってしょうがないじゃーん。上手に歌うことになんの意味があるんだ~。ってのがパンク。だけど、ヘヴィメタルは上手じゃないと駄目なの」
メタルは真面目なんだよ、上手くないとできない。
「イジメ、ダメ、ゼッタイ」を真剣に歌えていること自体が素晴らしい。
日本だとIDZって半分冗談みたいに捉えられてるけど
海外だと結構マジみたいなんだよね
イジメダメゼッタイっていうフレーズが日本人にはギャグにしか思えないだけで、普通にシリアスなテーマについて歌った真面目な歌だと思うよ
BABYMETAL 「イジメ、ダメ、ゼッタイ」の話 - べビメタだらけの・・・
「イジメ、ダメ、ゼッタイ」は真面目に受け取ると理想論を声高に語っているだけのクソみたいな臭い曲になる。それをあれだけ聞かせるのが突き抜けているということの証左。
SU-METALがどれだけIDZに腹落ちして歌っているかわからないけど、あれが歌えていることがそれだけで立派。
若い無垢さがないと歌えないだろう。
レジスタンスはメタルの社会的地位向上のため
メタルってのは真面目でダサい。
日本ではどうだかわからないけど、アメリカでは、ヘビメタ やってる人は確かにけっこうオタク系かもしれない。
うん、アメリカのヘビメタ好きは、たいていモテない。英語でよく言う「LOOSER!(指をLの字にしながら)」ってやつ。いわゆる「負け組」みたいな(笑)。
BABYMETAL 「イジメ、ダメ、ゼッタイ」の話 - べビメタだらけの・・・
自分も高校生の頃にメロスピにはまった口なんだけど、それを共有できる人は居なかった。ハードロック好きはたくさんいたけど、なぜかメタルになるとダサいというのは自分自身も思っていた。
クサいのがかっこいいと胸を張って言えるようになるには時間が掛かる。
そこにカワイイから正面切って乗り込んでいって、「かっこいい」になって行くのはBABYMETALが目指しているのがせいぜいメタルの中での一番ではなくメタルの地位向上だからということに今更気づいたのでした。
本人が言ってはいけない言葉。「大人」「自己責任」
本人が言ってはいけない言葉がある。
本人が言っては意味がない、
意味が変わってしまう言葉というのがある。
わかりやすい例だと、「美人」とかかな。
美醜を表す言葉は自分を表す時に全て陳腐になる。
自分で自分のこと「私は美人だから」なんて言う人が美人なはずがない。
大人
「大人」ははあくまで自分ではなく、他人に評された時にだけ使える言葉だ。
デザイナーの秋田道夫さんのインタビューで以下のような言葉がある。
安易に自分の事を大人と言い、そんなに年の離れていない年下の人の事を「子供」と表現する人が「おとな」だったためしはないですね。ひとは「年寄り」になれても簡単には「大人」にはなれないと思います。
やはりそこには、質問で出ているように、次の世代を育てる意識がある人に許される賛辞としての言葉であり、どこまでいっても「本人」が使う言葉ではないのだと思います。次の世代を育てる気持ちは多くありますが、それは自分が70とか80になった時、その人たちに助けてもらおうと言う「姑息」な思いもあります。(笑)
次の世代に伝えたいのはただひとつ「今の時代が一番良い」と思う事です。自分が生まれなかった「時」に思いをはせて、今がつまらないと思ってはいけない。また、これから来る未来になれば、やはりその時が「一番いい」と思う事です。
dailystyle.net : インタビュー : 秋田道夫
こんな言葉はたくさんあるだろう。
他人を評価する言葉、自分の主観を持って他人を表現する、形容する言葉「美醜」だったり、定性的なものに対して自分で自分を評価することは、あまり言ってはいけない。
大人は「賛辞」の言葉であり、年齢を表す言葉ではないということは自分の中の尺度として一つ持っておいた方が良さそうだと思った。
半端なオタクが選ぶ2014年内にどうしても観たい映画5つ!
12月面白そうな作品多くないですか?
年末商戦で面白そうな上映中の映画が多いと思ったので、メモ代わりに、全部見に行くモチベーションを高めるために、ランキング形式にしたいと思います。
※出不精なんで11月公開の映画もあります。
6、『劇場版 テレクラキャノンボール2013』+『SSTV版 BiSキャノンボール2014』
『劇場版 テレクラキャノンボール2013』+『SSTV版 BiSキャノンボール2014』 - 上映 | UPLINK
12月20日〜 公開
監督、カンパニー松尾。
2014年に公開されてロングラン上映となった「テレクラキャノンボール」と7月に解散したアイドルグループBiSを追うBiSキャノンボールの2本立て。
カンパニー松尾やバクシーシ山下、ビーバップみのる、タートル今田などAV監督がでてくるらしい。
BiSキャノンボールは来年2月に本編子が公開されるそう。
20日はなぜか元銀杏BOYZの村井守が劇場で何かするらしいので行きたいなぁと思っている。
AV監督といえば本当に面白い人が多い。
ブログが面白い伝説の監督、代々木忠
「すべてはモテるためである」など著書が面白い二村ヒトシ
「監督失格」で話題になった平野勝之
などなどそういったくくりで作品まとめてくれる人いないかなーと思ってる
5、ベイマックス
この間NHKの特集が素晴らしかった。
ピクサーで「トイ・ストーリー」「カーズ」「ファインディング・ニモ」など作り出しし、ディズニーで「ラプンツェル」「アナと雪の女王」を作り出した、ジョン・ラセターを追う特集だった。
その中で一番印象に残ってるのは、アカデミー賞などのたくさんのトロフィーで飾られているディスプレイの中に一つだけ傷だらけになったウッディがいる。
それを指してジョン・ラセター「これは子供がたくさん遊んでくれたんだ、我々が作ったウッディが、子供の中で違う世界を生み出しているんだ」的な言葉。
正確には全然違うと思うんだけど大体こんな感じでこれだけでベイマックスも見たいと思った。舞台も東京をイメージしたものだしね。
4、寄生獣
11月公開
岩明均原作。
原作は高校生の時にクラスメイトに貸してもらって読んだ。
ちょうどガンツが流行っていた頃で、ガンツよりも全然こっちの方が深いし面白いじゃねーかって思ってた記憶だけやけに鮮明にある。
テーマの斬新さとかに注目されることが多い気がするが、単純に主人公が敵と戦う少年漫画的にも敵を倒す瞬間にカタルシスがあると思う。
最近の少年漫画よりもよっぽど少年漫画している気がするのだがいかがだろう。
3、海月姫
12月27日(土)公開。
原作未読。アニメは見た。
能年ちゃんの月海(コミュ症の主人公)だけでも見る価値あると思う。尼ーずが池脇千鶴、篠原ともえ、アジアン馬場園とビジュアル見ただけだと相当はまってる。このラインナップの中では一番プロモーションしている気がする。
ただ女装趣味の美少年、鯉淵蔵之介だけちゃんと再現されるのかが不安。
ただ女装趣味の美少年鯉淵蔵之介だけちゃんと再現されているかがきになる。
アニメのキャラ的にも彼のエネルギーに引っ張られて視聴を継続したし、一番物語を動かす核の人物。
そもそも男が、冴えない女の子をきれいにするっていうプロットにはいつも魅力を感じるから是非とも魅力的なキャラに仕上げて欲しいものです。
2.神様の言うとおり
11月15日公開。
監督は悪の教典の三池崇史、脚本は半沢直樹の八津弘幸とやたら豪華。
観たい理由は原作の漫画が好きだから。
漫画は置くスペースがなくてなかなか集められない中でもこれは1部、2部含めて全部持っている。自分が「これはいい!」と思った作品が、人気になって映画化するというのは気持ちいいものだ。
とはいえ、この作品はなぜ映画化したのか。原作がすごく人気というわけでもなさそうだし。第2のバトルロワイアルを狙っているのだろうか。
自分は丑三というキャラが好きで、少年誌のしかも週刊誌で「ゲイの射精をモロに連想させる表現」(死に直面した瞬間に頭ん中がスパークしてその時に生きている実感があるとか言い出す)が好きで一気買いをすることを決めたのだけど、そこまでは追いつかないだろうしなぁ、大体少年誌原作なのにR15ってどういうことよ。
話題にならなすぎて地雷臭もするんだけどそれでも見に行きたい。
1、Living Behavior 不可思議/wonderboy 人生の記録
Living Behavior 不可思議/wonderboy 人生の記録
以前のブログでも紹介した不可思議君の映画がとうとう始まる。
サブカル界隈では映画の公開が近づくにつれて、「マジエモい!」と評判になっているような気がする。
いや、ホント「マジエモい!」と思う。
「Pellicule」って曲が圧倒的エモさ。
この動画を観て、グサーくる人はオススメできる気がする。
【PV】「Pellicule」by 不可思議/wonderboy - YouTube
たぶん映画は観ていたらあっという間に時間が過ぎてしまった、引き込まれた、という類のものではないだろう。
たぶん、気だるくなると思う。重いと思う。
でもそれでもとても観たい。今一番見たい映画だ。
はてなにおけるスター中毒の恐ろしさ。
何が起きたか
発端はあるブコメをしたこと。
え、面白くもないし、自分の器小さいことアピールしてるだけだし何が楽しいの
という本当にただ、記事を読んで率直な感想をしただけのコメントをしたことだ。
そこには愛も気づかいも、誰かに何かを伝えたいという気持ちも何もない。
ブクマ数はまだ5〜10くらいの時だったと思う。
それまでは肯定のコメントしか並んでいない流れの中で自分のコメントが最初の批判だった。
読んだ感想として上記のブコメを残してその日は寝た。
それが起きてみると、当該エントリーがホッテントリ化してて、その中で自分のコメントにスターがたくさんついてた。
たくさんの批判コメントがついて炎上してブクマが伸びた。状況としては
アカン、はてなの片隅で楽しくやってるブロガーさんが突然ブクマで晒されてトマホークブーメランでズタズタにされるパターンや。
このブコメの言葉が一番的確に表していると思う。
何を思ったか
別にこの記事は自分がブクマしようがしまいが、炎上していたと思っているし、中身の文章はクソだと思っている。
そこに関してはどうでもいい。
自分のスターをもらった時の気持ちが怖いのだ。
スターが起きて確認したら50を超え、
その後もスターが増え通知が続く。
この状況を気持ちいいと思ってしまう。
もっと続けばいいのにと思ってしまう自分の気持ちが恐ろしいのだ。
その先に待つもの
ブコメのスターの数が気になったり、
スターによる承認されたことに対して快感を得たり。
そういったことの先には何があるのか。
何もないのだ。
良い結果はそこには何もない。
ウケがよさそうなコメントを残したり、
炎上の火種となりそうなところを見つけたり
そこに薪をくべたり、油を注いだり
そんなことしかできないのだ。
もう一つ発展してコンテンツを作る側になったとしても
PV乞食になったり、
とりあえずバズりそうな浅い記事を垂れ流したり
質よりも量を重ねることだけに注力したり
見出しだけでわかった気になる耳障りの良いフレーズを残したり
そんなことをして何が残るだろうか。
ただ、一瞬でもたくさんの肯定が気持ちよくなってしまった自分が怖い。
これでは高知のトマト以下ではないか。
好きな文章があるんだけど、これなんて言うの?
いきなりだけど引用しますね。
これは!wwwww→
【俺旧帝卒の商社勤務だけど
初デートの時は必ずファミレス行って一番安いセット頼むわ
そこでの反応を見て今後の付き合い方を決める
今付き合っている子はファミレスを一番楽しんでいた
「えーAさん399円セットなんですか?私は贅沢して499セットにしますw」
なんていいながら盛り上がった夜はホンモノのフレンチに連れて行った一人8万位のヤツ
そこでも無邪気にふるまうその子をみてホンモノだと思ったね
案の定その子、父親は大学教授、母は華道の家元だった
試すような事して悪かったな、と自分を恥じる気持ちが出たね
まあファミレス行ったのはさすがに嘘だし
旧帝卒も商社勤務も嘘
399円のセット喰ったのは本当だけど
彼女居るのは嘘】
http://shinjihi.tumblr.com/post/86897469037/wwwww
元ネタは
tumblrで流れてきたんだけど、
原典探してたらそれっぽいの見つけた。
(ちなみにこのtumblrの引用の仕方は元ネタわからないようにしてあって嫌な感じだ)
2chの
女性 「35歳の男に初デートでサイゼリアに連れて行かれました」
というスレッドだった
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news/1356245316/
2012年の12月23日にたったスレで、
togetterをネタにしたスレだったんだけど、
何の脈絡も無く、196の人が投稿してる。
何が面白いのか
何回か読んでもフフってなる。
tumblrでは面白いと思ったものはささっとlikeをつけて
あとで何が面白かったんだろうなーって思うものがあったりするんだけど
これは何回読んでも新鮮な面白さがある。
何回読んでも面白いというのはすごいことだ。
なぜ面白いのか→文法の逆ついてミスリードさせているから
一番の原因は自分が
前に読んだことを忘れている幸せな頭脳だからだろうけど。
一応どうやってミスリードされてるか考えてみる。
「報告文は結論から」が一般的ルールだ。
「意見は事実を報告してから述べること」が基本的な報告の仕方となっているだろう。
この文章もそのルールに則っているように読める。
その後で、事実をひっくり返しているからミスリードさせている。
だが、その構成以外にも一つ要因がある。
このコピペにもネタ元がある(たぶん)
このコピペを読む中で何となく読み手に連想されているのはこのコピペだ。
722: 癒されたい名無しさん 2006/09/27 14:28:00 id:nWF/O7ka
超お金持ちで、顔もかなりいい男と3年近く付き合ってた。
ある日、大切な話があるといって呼び出され、
「ついにプロポーズかな?」と胸をトキメかせたものの、いつもは高級レストランなのに、その日はなぜかファミレス。
他愛もない話を少しして、彼が突然こう切り出してきた。
「実は事業が失敗して、かなりの額の借金を抱えてしまったんだ」
幸せ一杯だった私の頭はパニックを起こし、それ以降の彼の言葉を全然覚えてないよ。
帰宅後、彼から電話があり、これからも変わらず付き合っていけるよね?
と聞かれたけど、私はなんだか怖くなって
「今は私のことより事業を立て直すことに専念して欲しい」
と思わず言っちゃった。
それ以降彼とは疎遠になり、結局別れてしまった。
それから2年くらいして、友達からその彼が結婚したのを聞いた。
それよりショックだったのは、彼の事業は順調そのもので、失敗などしていないと聞いたことだった。
私もしかして試されてたのかな?(つд∩) ウエーン
好きだったのに、どーして支えてあげようと思わなかったんだろ。
でも、こんなのってヒドイよ!
結構胸がすく話で読後感も良い、すっきりするコピペとして紹介されることが多い。
これが頭の隅にあると、ファミレスに連れて行く時点で、
「男が試している、女は試されている」
という構成が出来上がってしまう。
なぜここまで分析したのかは自分でもわからない。
現在も日々「白箱」目指して鋭意制作中のオリジナルTVアニメーション「SHIROBAKO」が出来るまでを、なんと約400ページにて制作します!
4月26日(日)まで早期予約受付中!!
この期間中にご予約いただいた方には「劇中劇の複製原画」をプレゼント!
※こちらの商品のお届けは「5月下旬」予定です。