BABYMETALの魅力、その3 マーケティングが上手い
BABYMETALの魅力その3 広がり方、マーケティングが面白い。
BABYMETALはメタルシーンに置いても、アイドルシーンに置いても特異な存在なだけに、PRの手法が面白い。
最近良くあるアイドルの行動がSNSで拡散され、話題になるという面では変わりはないが、実は、BABYMETALにおいては2011,2012年の結成当時からSNSで拡散されて認知が広まるという動きが合ったらしく、しかもアイドルだけじゃなくて他のところまで広がっていったというのが特徴的だったとKOBAMETALが語っている。
音楽業界にはBABYMETALに興味を持ってくださる方が多い。先日も、ヴィジュアル系バンドのメンバーの方々がTwitterで「ヘドバンギャー!!」とつぶやいていらしたのだが、それを見たファンの女性たちがネット検索をしてBABYMETALにたどり着くという認知のされ方もしているようだ。
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これも曲がいいから広まっているわけで、下手に一発屋・色物として出てきても共感の意味を込めたシェアはされないわけで、その辺りの人の共感を呼ぶための動き方を仕掛人のKOBAMETALがめちゃくちゃ考えているな、と思わされる。
BABYMETALのメンバーはメタルについて詳しい訳ではない。そしてそれを公言している。
下手にメタラーの方にすり寄って、初歩的な知識をひけらかすようなことをしていたら、今のように賛否両論ではなく、非難轟々だったであろう。
少し人気が出てきたくらいのときに、メタラーに受け入れられるように少し媚びるような動きがあってもおかしくはなかっただろう。歴代のギタリスト言えるようにしたりとか。名曲は全部聞くようにしたりとか。
そこは大人が入れ知恵をしないで、彼女たちの感性に任せているというのが、中途半端に保身に走っていないスタッフ達のすごさだと思う。
BABYMETALがどこまで売れるかは正直なところ未知数だが、既存のアイドルをマーケティングした結果にのっとって展開したところで、二番煎じにしかならない。それならば、いちかばちかという方向性を突き進む方が面白い。
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2年前くらいにし尽くされたような議論。以上。